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PRESS - 2025.03.14

色彩とフォルムが織りなす、心を揺さぶるアートの競演-オンラインで繋がるアートシーンを楽しむのはいかがでしょうか-

SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2025年4月11日(金)、12日(土)に「第71回SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION」を開催いたします。今回のオークションはライブ配信型のオークションとなり、490点を超える選りすぐりの作品が一堂に会します。

春の色彩が深まり、穏やかな季節の移ろいを感じる4月、本オークションには時代を超えて愛される巨匠をはじめ、若手作家たちによる作品が多数集まりました。フランスの巨匠であり、色彩の魔術師とも呼ばれたアンリ・マティスの代表作『Jazz』シリーズより16点の版画が登場。鮮やかな色彩と自由なフォルムが織りなすダイナミズムとそのリズム感は見る者を魅了します。また、国内の現代アートを代表する草間彌生の《七色の富士—富士山、わたし大好き (Kusama 399)》も出品。赤色に染まる富士山が力強さを象徴し、背景の水色が鮮やかさを際立たせます。
ロッカクアヤコの《Untitled》では、ダンボールに颯爽と歩く女性像が描かれ、その動きの表現が魅力的です。昨年の9月のライブセールで人気を博した永井博の作品も登場。永井作品の特徴である青を基調とした画面に、建物とプール、そして緑あふれる木々や木漏れ日が描かれ、爽やかな空気感を演出します。さらに、当社オークションに初出品となる若手作家・山本大貴の《Remains of the day》は、独自のリアリズムを追求した静謐な世界観が特徴的です。また、将来を嘱望されていた夭折の画家・中園孔二は、短いキャリアのなかで約500点を残していますが、本セールでは晩年のオイルパステル作品が登場します。神秘的なエネルギーを纏う小松美羽の作品や、KYNEの洗練された女性像を描いた作品など、多彩なラインナップが揃いました。
海外作家からは、スイス出身の現代アーティスト、アンディ・デンツラーによる《Waterfall crossing》が登場。デンツラーは、油絵の厚塗りと多数の水平ラインから偶然的に生み出されるぼかしや歪みなどを特徴とした「Motion Paintings」で知られており、アーティストが生み出す独特な世界感は、人々を惹きつけます。さらに、ニューヨークを拠点に活動する松山智一の《Spotlight Seduction》が出品されます。今年の3月から作家にとって初となる東京での大規模個展が開催され、国内外から注目を集める松山の注目の一作です。
本オークションはライブ配信型のオークションとなり、どこからでもリアルタイムでご参加いただけます。新生活をスタートされる方も多いこの季節に、新たなアート作品と出会いをお楽しみください。

■実施概要
「第71回SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION」
・オークション:
・総出品数:492点
・日時:2025年4月11日(金)、12日(土)13:00-
 ※ライブ配信型のオークションとなるため、下見会の開催はございません。
・参加方法:会場、電話、書面、またはオンライン入札
・オークション進行の視聴:YouTube Streaming:https://www.youtube.com/channel/UC32a7MUOI-xI1DY-CghG-KA
・詳細情報:https://www.sbiartauction.co.jp/lp/2025_04_12/jp/(2025年3月24日(月)公開予定)

■出品作品ハイライト
※オンラインカタログ:https://www.sbiartauction.co.jp/auction/catalogue/129(2025年3月24日(月)公開予定)


■SBIアートオークションとは



20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。
(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細:https://www.sbiartauction.co.jp/buy-sell/buy/

■今後のオークションスケジュール(予定)
・第72回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
 開催日:2025年5月23日(金)、24日(土)

・第73回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
 開催日:2025年7月12日(土)、13日(日)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日
HP:https://www.sbiartauction.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sbiartauction/
※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。



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AUCTION - 2025.03.10

【落札結果&次回出品募集】第70回 SBIアートオークション|Tokyo Contemporary: Redefined

2025年3月8日開催のオークション「Tokyo Contemporary: Redefined」の落札結果をご報告をいたします。
ご参加いただき誠にありがとうございました。

総額:700,430,500円
落札率:94.6%

>> 落札結果 [オンラインカタログ]
>> 落札結果 [PDF]

◆落札結果ハイライト
落札価格には手数料(消費税別)が含まれています。



Lot. 044
アンドレアス・グルスキー
Em Arena II, Amsterdam
20,000,000 - 25,000,000 JPY
Price Realized 23,000,000 JPY



Lot. 046
ジャック・ピアソン
Hope
5,000,000 - 8,000,000 JPY
Price Realized 12,650,000 JPY



Lot. 054
エド・ルシェ
That Was Then This Is Now
3,000,000 - 5,000,000 JPY
Price Realized 9,775,000 JPY



Lot. 055
ドナルド・ジャッド
Untitled (Schellmann-Jitta 298 - 301)
8,000,000 - 14,000,000 JPY
Price Realized 24,150,000 JPY



Lot. 056
ジャン・ミッシェル・バスキア (After)
Cabeza, from Portfolio II
6,000,000 - 12,000,000 JPY
Price Realized 28,750,000 JPY



Lot. 006
西村 有
runaway
1,500,000 - 2,500,000 JPY
Price Realized 7,705,000 JPY



Lot. 001
奈良 美智
The Little Thinker (No. YNF5386)
4,000,000 - 7,000,000 JPY
Price Realized 12,075,000 JPY



Lot. 034
草間 彌生
かぼちゃ
60,000,000 - 90,000,000 JPY
Price Realized 111,550,000 JPY



Lot. 038
李 禹煥
Correspondance
4,000,000 - 7,000,000 JPY
Price Realized 11,500,000 JPY



Lot. 003
岡﨑 乾二郎
ぶらりぶらり手ばなし/手鞠り
800,000 - 1,400,000 JPY
Price Realized 3,220,000 JPY



Lot. 014
千住 博
ウォーターフォール
6,000,000 - 12,000,000 JPY
Price Realized 16,100,000 JPY



Lot. 013
黒田 泰蔵
白磁花入
2,000,000 - 3,000,000 JPY
Price Realized 18,975,000 JPY

◆開催予定と出品募集
第71回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION
開催日:2025年4月11日(金)- 12日(土)
出品受付は締め切りました。

第72回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art
開催日:2025年5月23日(金)- 24日(土)
出品受付締切:2025年3月21日(金)
出品をお待ち申し上げております。

査定は下記からお申込みいただけます。
ご検討くださいますようお願いいたします。
>> 査定依頼

◆問合せ先
SBIアートオークション
TEL: 03-3527-6692 FAX: 03-3529-0777
Email: artauction@sbigroup.co.jp

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PRESS - 2025.02.27

ART FAIR TOKYOと一緒に巡る!有楽町&東京駅周辺のアートスポット8選

2025年も、日本最大かつアジア最古のアートフェアのひとつである「ART FAIR TOKYO」が開催されます。国内外から多数のギャラリーが一堂に会するこのアートフェアには、古美術から現代アートまで幅広い作品が集まります。この記事では、「ART FAIR TOKYO19」の開催場所である東京国際フォーラムを中心とした有楽町と東京駅周辺の注目のアートスポットを紹介いたします。

東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションギャラリーは、布と紙で身近なモノを対象にした作品を数々作り出した宮脇綾子の個展「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」を開催しています。そこから東京駅の反対側、八重洲口から歩ける距離にあるのは、アーティゾン美術館。同館では、夫婦でそれぞれ創作を続け、ときには共同制作も試みた2人に焦点を当てた「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展が3月1日より開催されます。

東京駅から有楽町へと向かう途中、人々を迎えるのは、世界で活躍する現代アーティストの作品を丸の内仲通りを中心に展示している「丸の内ストリートギャラリー」です。また丸の内仲通りから一本横に入ると、三菱一号館美術館があり、現在「異端の奇才――ビアズリー」展を開催しています。丸の内から有楽町へと移動すると日本現代美術商協会が運営するギャラリースペースCADAN有楽町があり、新進気鋭のアーティストたちの作品を紹介しています。現在3つの展示、「新平誠洙 by ARTCOURT Gallery」、「高瀬栞菜個展「Read Your Diary」by imura art gallery」、「石塚源太 「Primary Surface」by ARTCOURT Gallery」を開催中です。

有楽町から銀座方面へ向かった先で出会うのは、長年銀座と時間を共にした、ソニービルを建て替え、新たな形で今年の1月にオープンしたばかりのGinza Sony Park。ここでは、6組のアーティストとコラボレーションするユニークなプログラム「Sony Park展 2025」のPart 1を開催中です。

3月初めには、有楽町の東京国際フォーラムにて、日本最大規模の美術の祭典「ART FAIR TOKYO19」が開催されます。国内外からも多数のギャラリーが集まるこのイベントと時と場所を同じくして開催されるのは、SBIアートオークションの「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」です。旬なアーティストの作品をギャラリーやオークションハウスを通して楽しむのはいかがでしょうか。



目次
1. 東京ステーションギャラリー「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」
2. アーティゾン美術館「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」
3. 三菱地所株式会社×公益財団法人彫刻の森芸術文化財団「丸の内ストリートギャラリー」
4. 三菱一号館美術館「異端の奇才――ビアズリー」
5. 日本現代美術商協会「CADAN有楽町CURRENT」
 ・新平誠洙 by ARTCOURT Gallery
 ・高瀬栞菜個展「Read Your Diary」by imura art gallery
 ・石塚源太 「Primary Surface」by ARTCOURT Gallery
6. Ginza Sony Park「Sony Park展2025」
7. 「ART FAIR TOKYO19」
8. SBIアートオークション「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」



1. 東京ステーションギャラリー「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」2025年1月25日(土)-2025年3月16日(日)

左:展覧会チラシ/Exhibition Flyer
中央:《切った玉ねぎ》1965年、豊田市美術館/Onion Halved, 1965, Toyota Municipal Museum of Art
右:《ガラス瓶の中のつる草》1986年、個人蔵/Vines in a Glass Jug, 1986, private collection

東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションギャラリーでは、2025年1月25日(土)から2025年3月16日(日)にかけて、「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」が開催されています。宮脇綾子(1905-1995)は、日常の何気ない風景や食材を題材にし、独自のアプローチで布や紙を使った作品を制作したアーティストです。作家は、アップリケやコラージュという手法を用いながら、観察力に基づいた細やかな表現が特徴であり、一般的な工芸の枠を超えた独創的な芸術として評価されています。

本展では、宮脇が制作した150点以上の作品を、「観察と写真」「断面と展開」「多様性」「素材を活かす」「模様を活かす」「模様で遊ぶ」「線の効用」「デザインの志向」というそれぞれのテーマに沿って展示を行い、彼女がどのように日常のモチーフをアートに昇華させたのか、その制作プロセスを追います。特に、魚や野菜の断面を捉えた作品や、身近な布の柄を活かした造形表現は、シンプルながらも豊かな発想力を感じさせます。また、宮脇の作品には、日本の伝統的な手仕事の美意識と、モダンな感覚が融合しており、現代のデザインや工芸にも通じるエッセンスが詰まっています。


2. アーティゾン美術館「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」2025年3月1日(土)-2025年6月1日(日)

左:人形劇「鹿の王」のための人形の前のゾフィー・トイバーとジャン・アルプ、1918年、チューリヒ Photo: Ernst Linck Stifung Arp e.V., Berlin/ Rolandswerth
中央:ゾフィー・トイバー=アルプ《オーベット 200(ストラスブールのオーベットのバーの天井デザイン》1927年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
右:ジャン・アルプ《貝殻=帽子》1965年、アルプ美術館バーンホフ・ローランズエック Photo: Mick Vincenz

東京駅の八重洲口より徒歩圏内に位置するアーティゾン美術館では、2025年3月1日(土)から2025年6月1日(日)にかけて、「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展の開催が予定されています。20世紀前半の前衛芸術を代表するアーティスト・カップル、ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ。本展では、それぞれの個人作品とともに、二人のコラボレーションによる作品など計88点の作品が展示されます。トイバー=アルプは、絵画やテキスタイルデザイン、建築など多分野で活躍し、幾何学的抽象表現を探求しました。一方、アルプは、詩人としての感性を生かしながら、偶然性を取り入れたコラージュやレリーフ、彫刻を手掛けました。

二人はダダ、構成主義、シュルレアリスムなど様々な芸術運動に関与しながら、互いの創作に影響を与え続けました。本展では、アルプ財団をはじめとした作品を中心に、カップルというパートナーシップを背景とした創作の可能性やこの時代を生き抜いた女性作家の立場、その時代に重要視されていた芸術ジャンルのヒエラルキーなど、20世紀の美術における普遍的なテーマを探ります。


3. 三菱地所株式会社×公益財団法人彫刻の森芸術文化財団「丸の内ストリートギャラリー」
2025年2月26日時点
左:名和晃平《Trans-Double Yana(Mirror)》2012年
中央:ジム・ダイン《展望台》1990年
右:イゴール・ミトライ《眠れる頭像》1983年

東京駅から有楽町へと向かう途中、人々を迎えるのは、東京駅周辺・丸の内エリアのメインストリートである丸の内仲通りを中心に、子供から大人まで楽しめる世界で活躍する現代アーティストの作品を展示している「丸の内ストリートギャラリー」です。1972年に、三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が、芸術性豊かな街づくりを目指しスタートしたプロジェクトで、近代彫刻の巨匠から若手アーティストまで幅広い作家の19点の彫刻作品が通り沿いに展示されています。数年に一度入れ替えも行われるこのギャラリーは、都会のビル群の間にアート作品を溶け込ますような展示で街そのものを美術館のような空間へと生まれ変わらせます。


4. 三菱一号館美術館「異端の奇才――ビアズリー展」 2025年2月15日(土)-5月11日(日)

左:本展チラシビジュアル
中央左:オーブリー・ビアズリー《アーサー王は、唸る怪獣に出会う》1893年、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 Photo: Victoria and Albert Museum, London
中央右:オーブリー・ビアズリー《サロメの化粧Ⅱ》1907年、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 Photo: Victoria and Albert Museum, London
右:オーブリー・ビアズリー《詩人の残骸》1892年、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 Photo: Victoria and Albert Museum, London

メインストリートである丸の内仲通りから一本横の通りに入ったところに位置する三菱一号館美術館では、2025年2月15日(土)から2025年5月11日(日)にかけて「異端の奇才――ビアズリー展」を開催しています。
19世紀末のイギリスで活躍し、わずか25歳でこの世を去った異端の天才、オーブリー・ビアズリー(1872-1898)。本展は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画として、彼の短くも激動の画業をたどる大規模回顧展です。ビアズリーは、白と黒のコントラストを生かした精緻な線描、装飾性の高い構成、そして大胆なモチーフで知られ、イギリスの唯美主義運動を代表するアーティストのひとりとして、現在も高く評価されています。

展覧会では、彼の出世作であり初期の作品である、マロリー著『アーサー王の死』の挿絵(1893-94)や、オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』(1894)(英訳版)の妖艶な世界観を描いた名作、さらにはゴーティエ著『モーパン嬢』(1898)の晩年の傑作まで、約220点を一堂に展示します。V&Aの世界有数のコレクションから150点が特別に来日し、ビアズリーの初期から最晩年までの作品を網羅する貴重な機会となっています。

彼の作品は、単なる装飾画にとどまらず、時に風刺的であり、社会への反骨精神やブラックユーモアを秘めています。ワイルドとの関係や、世紀末芸術の文脈でのビアズリーの役割にも焦点を当て、本展では彼の芸術と生き様をより深く探求します。美しくも挑発的なビアズリーの世界を堪能できる本展を、ぜひお見逃しなく。


5. 日本現代美術商協会「CADAN有楽町CURRENT」2025年2月18日(火)-2025年3月9日(日)
丸の内を抜けて有楽町へと移動すると日本現代美術商協会が運営するギャラリースペースCADAN有楽町があり、新進気鋭のアーティストたちの作品を紹介しています。現在3つの展示を2025年2月18日(火)から2025年3月9日(日)にかけて開催中です。

・新平誠洙 by ARTCOURT Gallery

《Reflection #29》、2024、油彩、アルキド樹脂、キャンバス、162x162cm/Photo: Takeru Koroda

CADAN有楽町のSpace Sでは、「新平誠洙 by ARTCOURT Gallery」展が開催中。新平誠洙は、時間の経過や光学的現象をテーマに、絵画における時間と空間の表現を探求するアーティストです。本展では、彼の代表的なシリーズ《Reflection》の新作を展示。AIが学習した肖像画のデータをもとに、異なる条件で生成されたイメージを重ねることで、「二重性」や「対立する概念」を視覚化する試みを行います。

仏教用語の「二而不二(ににふに)」に着想を得た本作では、相反する要素が共存しながらも、1つのものとして成り立つことに焦点を当てています。ガラスの反射のように重なり合うイメージが、現代の視覚文化の多層性やAI技術がもたらす新たなリアリティを浮かび上がらせます。デジタルとアナログ、具象と抽象、リアルと幻想が交錯する独特の作品世界を、ぜひ体験してください。

・高瀬栞菜個展「Read Your Diary」by imura art gallery

《部屋の馬》、2024、キャンバスに油彩、194×324cm、2024

CADAN有楽町のSpace Mでは、「高瀬栞菜個展『Read Your Diary』by imura art gallery」展が開催中。高瀬は、日常で感じたことを言語化し、それを基に絵画を構成する独自のスタイルを持つアーティストです。本展「Read Your Diary」では、昨年の京都府新鋭選抜展で特別展示された大作とともに、新作が加わり、彼女の言葉が絵画として具現化された作品群が展示されます。

高瀬の作品は、言葉で表現しきれない感情や記憶を、動物や植物、日常のモノに置き換えて描くことで、ユーモラスな空気を漂わせます。鑑賞者は、彼女の作品の中に自身の経験や感情を重ね合わせることで、まるで他人の日記を覗くような感覚を得ることでしょう。親しみやすい色彩と奥深い物語性が織り成す、高瀬栞菜の独特な世界観をぜひご体感ください。

・石塚源太 「Primary Surface」by ARTCOURT Gallery


《Untitled (Faded gold)》 、2025、金箔、漆、麻布、2wayトリコット、ポリエチレンフォーム|乾漆技法、25 x 19.6 x 18.8 cm、Photo: Takeru Kotoda

CADAN有楽町のSpace Lでは、漆をテーマに独自の造形表現を追求する「石塚源太「Primary Surface」by ARTCOURT Gallery」展が開催中。石塚は、漆が持つ光沢や皮膜の質感を活かしながら、触覚的で身体的な感覚を刺激する作品を制作。漆を塗り重ねることで生まれる奥行きや、光の反射による変化を取り入れ、生命の躍動を感じさせる独自の表現を確立しています。

本展では、漆に形を与えることでその表面のつやや動きをもたせ、それらを漆のふるまいとして躍動させる《Taxis》シリーズを中心に、木の樹液としての漆が、支持体と交わることで新たな形へと変容するプロセスを探求し、偶然と必然が交錯する造形美が展開されます。漆の持つ伝統的な技法と現代的なアプローチが融合し、単なる工芸の枠を超えた、新たな表現の可能性を提示する展覧会です。

本能的な感覚に訴えかける作品群を通じて、漆が持つ美しさや奥深さを再発見する機会となるでしょう。


6. Ginza Sony Park「Sony Park展2025」2025年1月26日(日)-2025年6月22日(日)

©Ginza Sony Park Project

有楽町から銀座方面へ向かった先で出会うのは、長年銀座と時間を共にした、ソニービルを建て替え、新たな形で今年の1月にオープンしたばかりのGinza Sony Parkで、現在6組のアーティストと組んだユニークなプログラム「Sony Park展 2025」のPart 1を開催中です。

Ginza Sony Parkの第一弾プログラムとして開催される「Sony Park 展 2025」は、音楽・テクノロジー・アートを融合させた革新的な体験型イベントです。本展では、ソニーの6つの事業領域である「音楽」「半導体」「ファイナンス」「ゲーム」「エンタテインメントテクノロジー」「映画」をテーマに、Vaundy、YOASOBI、羊文学、BABYMONSTER、Creepy Nuts、牛尾憲輔といったトップアーティストたちが参加し、それぞれの楽曲やクリエイティブな世界観を表現するオリジナルプログラムを展開します。

前半の「Part 1」(1月26日(土)~3月30日(日))では、アーティスト3組との展示が開催されています。地下2階では、「音楽は、旅だ」をテーマとし、Vaundyが選んだ約200曲の楽曲の積み重なりで構成された「音楽の地層」を旅するような没入型体験ができます。3階では、YOASOBIのプログラムとして「半導体は、SFだ。」をテーマに、来場者ひとりひとりの「心音オブジェクト」を作り、そのオブジェクトとともに楽しむインタラクティブな展示が開催されています。4階では、羊文学のプログラムとして「ファイナンスは、詩だ。」をテーマに、楽曲と水・光が融合する幻想的な空間が生み出され、音楽と言葉がたゆたうプログラムが登場します。後半の「Part 2」(4月20日(日)~6月22日(日))では、BABYMONSTER、Creepy Nuts、牛尾憲輔によるゲーム・テクノロジー・映画をテーマにしたプログラムが展開されます。

単なる展示にとどまらず、来場者が実際に体験し、参加できるコンテンツが充実。音楽・アート・テクノロジーが交差するGinza Sony Parkならではの新感覚のアートイベントにぜひご注目ください。


7. 「ART FAIR TOKYO19」2025年3月7日(金)-2025年3月9日(日)

左:Art Fair Tokyo 19 メインヴィジュアル
中央上下、右:2024年会場風景

日本最大級のアートフェアとして知られる「ART FAIR TOKYO19」が、2025年も東京国際フォーラムにて2025年3月7日(金)から2025年3月9日(日)開催されます。19回目となる今回は、国内外から139軒のギャラリーが参加し、新たに13軒のギャラリーが加わるなど、さらに規模を拡大。キービジュアルには、日本を代表する写真家・森山大道の作品を採用し、日本のアートシーンの現在を象徴するフェアとなることが期待されています。

本フェアは、日本のアートマーケットの成長を牽引するプラットフォームとして、古美術から近代美術、現代アート、工芸まで幅広いジャンルの作品が集結し、世界中のアートコレクターやギャラリスト、アートファンが一堂に会し、作品の売買のみならず、ネットワーキングの場としても注目されています。また、各ギャラリーの展示ブースの大型化や、多彩なプログラムの企画が予定されており、例年以上に充実した内容となる見込みです。

一般向けチケットは早割から当日券まで複数の種類が用意されており、入場者に応じた柔軟な価格設定がされています。日本のアート市場が国際的に発展する中で、最新のアートシーンを体感できる貴重な機会となるこのイベントを、ぜひお見逃しなく。


8. SBIアートオークション「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」2025年3月6日(木)-2025年3月8日(土)

Courtesy of SBI Art Auction

SBIアートオークションは、記念すべき第70回目を迎え、2025年3月6日(木)から2025年3月8日(土)にかけて、東京国際フォーラムにて「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」の下見会とオークションを開催いたします。タイトルを新たに「Bloom Now」とし、国内外の巨匠から現代の気鋭アーティストまで、アートシーンを彩る名作が一堂に集います。

本オークションでは、国内外の巨匠から現代の気鋭アーティストまで、多彩な名作が一堂に集結。奈良美智の《The Little Thinker》、草間彌生のモノクロームの《かぼちゃ》、李禹煥の《With Winds》といった注目作品が登場します。

また、写真作品も充実しており、アンドレアス・グルスキーの壮大な構図が際立つ《Em Arena II, Amsterdam》や、リチャード・アヴェドンの伝説的なポートレート《Nastassja Kinski and the Serpent》などが出品予定。さらに、加藤泉の生命感あふれる彫刻、ロッカクアヤコの鮮やかな少女画、千住博の荘厳な《ウォーターフォール》、ジャン・ミッシェル・バスキアのエネルギッシュな《Cabeza, from Portfolio II》など、ジャンルを超えた魅力的な作品が揃います。

本オークションは「ART FAIR TOKYO」と同時開催され、特別キャンペーンも実施予定。SBIアートオークションに登録している方や、ART FAIR TOKYO19のチケットをお持ちの方には、オークションカタログやコーヒー、オリジナルトートバッグをプレゼント。アートフェアの来場者も楽しめる内容となっています。春の訪れを、心躍るアート作品とともに迎えてみませんか?




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PRESS - 2025.02.26

アートの春を彩る「Bloom Now」、東京国際フォーラムで限定イベント開催 -アートウィークをより楽しむ特別キャンペーン!オリジナルグッズを手に入れよう!-

2025年3月8日(土)に開催される「第70回 SBIアートオークション|Bloom Now」にあわせて、アートウィークをより一層楽しんでいただける特別PRキャンペーンを実施いたします。
本イベントでは、オークションに親しむきっかけを提供するため、ドリンクやオリジナルグッズを数量限定で無料配布いたします。SBIアートオークションにご登録のお客様、またはアートフェア東京のチケット・パスをお持ちのお客様を対象に、お楽しみいただける内容となっております。

アートが街を彩るこの特別な1週間、東京国際フォーラムの会場にぜひ足を運び、オークションの魅力に触れるとともに、アートウィークをもっと楽しむ特典や限定グッズを手に入れる機会をお見逃しなく!また、本オークションは「Art Fair Tokyo」と同時開催となります。年に一度のアートの祭典と併せて、春の訪れを、心躍るアート作品とともに迎えませんか?

Enjoy the Auction & get special gifts! 
特典内容
【STEP 1】オークションカタログ & コーヒープレゼント!
地上広場では、オークションの世界観を体験できるカタログと、リラックスしながらアートを楽しめるコーヒーを数量限定で無料配布いたします。
・日程:2025年3月6日(木)-2025年3月8日(土)11:00~
・場所:東京国際フォーラム 地上広場
・協力:Cona Café

【STEP 2】オリジナルトートバッグプレゼント!
オークションカタログの持ち運びにも便利なオリジナルトートバッグを先着順でプレゼント。
スタイリッシュで実用性の高いデザインは、オークション会場を訪れる記念にもぴったりです。
・日程:2025年3月6日(木)-2025年3月8日(土)
・場所:東京国際フォーラム ホールD7(3/6-7)、D5(3/8)




■オークション&下見会実施概要
「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」

オークション
・日時:2025年3月8日(土)13:00-
・会場:東京国際フォーラムホールD5(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)

下見会
・日時:2025年3月6日(木)-3月8日(土)11:00-
・会場:東京国際フォーラムホールD7(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)

プレスビュー
・日時:3月6日(木)10:00-11:00
※メディアの方限定、ご来場ご希望の場合はあらかじめご一報いただけますと幸いです。

※会場、もしくは、電話、書面又はオンライン入札にてご参加ください。
※オークションの進行状況はYouTubeから視聴できます。
 YouTube Streaming:https://www.youtube.com/channel/UC32a7MUOI-xI1DY-CghG-KA
※詳細はウェブサイトをご確認ください。
https://www.sbiartauction.co.jp/lp/2025_03_08/jp/

■SBIアートオークションとは

20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細:https://www.sbiartauction.co.jp/buy-sell/buy/

■今後のオークションスケジュール(予定)
第71回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION
開催日:2025年4月11日(金)、12日(土)

第72回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
開催日:2025年5月23日(金)、24日(土)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日
HP:https://www.sbiartauction.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sbiartauction/
※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。



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PRESS - 2025.02.07

Bloom Now|春の訪れを祝う、名作と出会うアートオークション -目覚めの季節に、世界を彩るアートが集結-

SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2025年3月8日(土)、東京国際フォーラムにて「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」を開催いたします。オークションタイトルを新たに「Bloom Now」とし、国内外の巨匠から現代の気鋭アーティストまで、アートシーンを彩る名作が一堂に集います。春の訪れとともに、心躍るアート作品との出会いをお楽しみください。

今回のオークションには、奈良美智の《The Little Thinker (No. YNF5386)》が登場します。奈良の作品は、少女像が特徴的ですが、本作では少女が思索にふけるような表情を浮かべつつ、穏やかな微笑みをたたえている点が印象的です。幼少期の記憶や感情を想起させるような奈良の作品は、国内外で高い評価を得ており、本作もまた必見の一作です。また、今回登場する草間彌生の《かぼちゃ》は、白黒のモノトーンで描かれたアクリルのキャンヴァス作品で、本オークションのトップロット(当該セールの中で最も高い落札予想価格(エスティメート)が設定されたロット)となります。一方、韓国と日本の戦後美術を代表するアーティストの一人、李禹煥の《With Winds》は、昨年10月のオークションでも登場した作家の代表的なシリーズの一つです。本作はF30 号の横型作品となり、限られた色調ながら、力強い筆致が印象的な一作です。

また、今回のオークションは写真作品も充実しており、そのなかでも注目はアンドレアス・グルスキーの《Em Arena II, Amsterdam》です。まるで絵画のように壮大でありながら細部まで綿密に計算された構図が、圧倒的なインパクトを与えます。このほか、リチャード・アヴェドンの《Nastassja Kinski and the Serpent, Los Angeles, California, June 14》も出品されます。

人気の高い作家の作品としては、加藤泉の彫刻作品が登場。葉のシルエットや生命の原点を思わせるフォルムが特徴的で、観る者に原始的なエネルギーを感じさせます。そのほか、ロッカクアヤコの《Untitled》は、作家の代表的な少女のモチーフを、赤を基調とした背景に描いた作品で、華やかな色彩のなかに神妙な表情を浮かべる少女は、人々の興味を誘います。さらに、日本画の伝統を現代に昇華させた千住博の《ウォーターフォール》も注目作品の一つです。滝の流れの描写を通じて感じる水の動き「動」と、画面全体を覆うような静けさ「静」が美しさを織りなします。ストリートアートから現代アートへと作品を昇華させたジャン・ミッシェル・バスキアの《Cabeza, from Portfolio II》。見開かれた目、長く伸ばして描かれたような首や他に比べ細かく描かれた口元などを持つ画面中央に描かれた人物像は、作家特有のビビットな色使いを背に、抽象的でありながらも人々の注目を惹きつけます。
春の訪れを、心躍らせるアート作品とともに迎えるのはいかがでしょうか。また、本オークションは「Art Fair Tokyo」と同時開催となります。年に一度のアートの祭典と併せてお楽しみください。

実施概要
「第70回SBIアートオークション|Bloom Now」
オークション
・総出品数:93点
・日時:2025年3月8日(土)13:00-
・会場:東京国際フォーラムホールD5(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)

下見会
・日時:2025年3月6日(木)-3月8日(土)11:00-
・会場:東京国際フォーラムホールD7(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)

※会場、もしくは、電話、書面又はオンライン入札にてご参加ください。
※オークションの進行状況はYouTubeから視聴できます。
 YouTube Streaming:https://www.youtube.com/channel/UC32a7MUOI-xI1DY-CghG-KA
※詳細はウェブサイトをご確認ください。
 https://www.sbiartauction.co.jp/lp/2025_03_08/jp/(2025年2月14日(金)公開予定)

■出品作品ハイライト 
※オンラインカタログ(2025年2月14日(金)公開予定)https://www.sbiartauction.co.jp/auction/catalogue/128


■SBIアートオークションとは

20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細:https://www.sbiartauction.co.jp/buy-sell/buy/

■今後のオークションスケジュール(予定)
第71回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION
開催日:2025年4月11日(金)、12日(土)

第72回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
開催日:2025年5月23日(金)、24日(土)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日
HP:https://www.sbiartauction.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sbiartauction/
※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。



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AUCTION - 2025.01.28

【落札結果&次回出品募集】第69回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art

2025年1月25日、26日開催のオークション「Modern and Contemporary Art」の落札結果をご報告をいたします。
ご参加いただき誠にありがとうございました。

総額:608,321,250円
落札率:93.9%

>> 落札結果 [オンラインカタログ]
>> 落札結果 [PDF]

◆落札結果ハイライト
落札価格には手数料(消費税別)が含まれています。


Lot. 085
草間 彌生
無題
40,000,000 - 70,000,000 JPY
Price Realized 65,550,000 JPY



Lot. 031
山口 長男
小さい窓
8,000,000 - 14,000,000 JPY
Price Realized 20,125,000 JPY



Lot. 086
奈良 美智
In the Floating World (Complete set of 16) (YNF2558 - 2573)
15,000,000 - 25,000,000 JPY
Price Realized 29,900,000 JPY



Lot. 087
奈良 美智
火の山 (No. YNF5387)
2,500,000 - 3,500,000 JPY
Price Realized 7,820,000 JPY



Lot. 005
アンディ・ウォーホル
Chicken Noodle, from Campbell's Soup I (F. & S. Ⅱ.45)
5,000,000 - 8,000,000 JPY
Price Realized 11,500,000 JPY



Lot. 009
ゲルハルト・リヒター
Haggadah (P2)
2,000,000 - 3,000,000 JPY
Price Realized 5,750,000 JPY



Lot. 112
ロッカク アヤコ
Untitled
8,000,000 - 14,000,000 JPY
Price Realized 16,100,000 JPY



Lot. 156
ミスター
河川敷 少女の逆光 まぼろしかな 夕暮れの 少女眩しく 河川敷かな
900,000 - 1,400,000 JPY
Price Realized 4,600,000 JPY



Lot. 096
名和 晃平
PixCell-Toy-Miffy #7
1,500,000 - 2,500,000 JPY
Price Realized 2,875,000 JPY

◆開催予定と出品募集
第70回 SBIアートオークション|Bloom Now
開催日:2025年3月8日(土)
下見会:2025年3月6日(木)- 8日(土)
出品受付は締め切りました。

第71回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION
開催日:2025年4月11日(金)- 12日(土)
出品受付締切:2025年2月18日(火)
出品をお待ち申し上げております。

査定は下記からお申込みいただけます。
ご検討くださいますようお願いいたします。
>> 査定依頼

◆問合せ先
SBIアートオークション
TEL: 03-3527-6692 FAX: 03-3529-0777
Email: artauction@sbigroup.co.jp

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PRESS - 2025.01.23

新年の始まりをアートで彩る、東京で訪れるべきアートスポット7選 -2025年1月-

今年も、国内外のアーティストによる作品を、さまざまな形で鑑賞・体験できる美術展やイベントが目白押しです。2025年の始まりをアートで彩るのはいかがでしょうか。

今回は、「伝統技術とアートの融合 -時代を超えて輝く表現の再解釈-」と「現代技術の賜物 -新時代が切り拓くアートの可能性-」の2つのテーマに着目してセレクトした美術展やイベントを紹介いたします。古くから人々の暮らしや文化に根付いてきた伝統的な技術が現代のアートにどのような息吹を吹き込んでいるのか、また科学技術の進化による芸術表現への影響を感じ取ることができるでしょう。

国立西洋美術館で開催中の「モネ 睡蓮のとき」は、世界で愛される印象派を代表する画家クロード・モネが、独特のスタイルで織りなした光と自然の世界を体験できます。渋谷区立松濤美術館では、「須田悦弘」展が開催されており、普段の生活のなかで触れ合うような自然物をモチーフに細部まで彫り込まれた彫刻作品が見る者を驚かせます。都内では希少な自然環境にあり建物自体も国の重要文化財に指定されている東京都庭園美術館では、「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」展が開催。長い間人々の生活の一部となってきた鉄やガラスなどを使用して制作を行うアーティストたちに着目しています。

デジタルメディアから取得したデータをアプリで加工・構成した下図をもとに油彩で描くスタイルが特徴的な今津景。東京オペラシティアートギャラリー「今津景 タナ・アイル」展とUESHIMA MUSEUM ANNEX「今津景展」を通じて、その表現に浸ることができるほか、東京都現代美術館では、世界的に有名な音楽家・アーティストであり、マルチメディアを駆使したライブインスタレーションなども制作した坂本龍一の大規模個展「坂本龍一|音を視る 時を聴く」が開催。現代アートの優品が揃う弊社オークションと併せて、是非巡っていただきたい展示が勢ぞろいです。

目次
1. 「伝統技術とアートの融合-時代を超えて輝く表現の再解釈-」
 1) 国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」
 2) 渋谷区立松濤美術館「須田悦弘」展
 3) 東京都庭園美術館「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」

2. 「現代技術の賜物 -新時代が切り拓くアートの可能性-」
 1) 東京オペラシティアートギャラリー「今津景 タナ・アイル」
 2) UESHIMA MUSEUM ANNEX 「今津景展」
 3) 東京都現代美術館「坂本龍一|音を視る 時を聴く」
 4) SBIアートオークション「第69回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」

1. 「伝統技術とアートの融合-時代を超えて輝く表現の再解釈-」
古くから人々の暮らしや文化に根付いてきた伝統的な技術が、現代のアートにどのように息吹を吹き込んでいるかが伝わるような展覧会を紹介いたします。油絵や木彫り、建築、さらには鉄やガラスなどの素材を用いたクラシカルな技術は、単なる技法を超え、芸術家たちの個性や時代の感性と結びつくことで、新たな価値を生み出しています。

1) 国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」(2024年10月5日(土)-2025年2月11日(火・祝))


2024年10月から国立西洋美術館では、「モネ 睡蓮のとき」が開催されています。日本でも人気が高い印象派を代表するクロード・モネの大規模個展である本展覧会は、世界最大級のモネ・コレクションを誇るパリのマルモッタン・モネ美術館所蔵の日本初公開作品を含む約50点と日本国内で所蔵されている名画を集結させた充実のラインナップです。ロンドンの街並みやセーヌ河の作品群の後、「睡蓮」を主題として水と花々を描き始め、多くの困難を経て、睡蓮の池を描いた巨大パネルで部屋を覆うという画家の計画であった「大装飾画(Grande Décoration)」の制作時代へと移り変わります。晩年には白内障の症状により色覚の変化が生じながらも、その制作衝動の強さや経験に裏打ちされた色彩感覚、実験精神を感じる作品群が展示されています。数々の困難を前に活動を止めることがなかったモネが油彩画を通して表現した世界は、彼の生きた時代にすでに確立された絵画技法への力強い挑戦でもありながらも、「色彩の交響曲」と言えるそのたゆたう睡蓮の池の水面や自然は、今日を生きる人々にとっても想いを馳せる拠り所となり続けています。

2) 渋谷区立松濤美術館「須田悦弘」展(2024年11月30日(土)-2025年2月2日(日))

左:須田悦弘 《スズメウリ》 2024年 木に彩色 作家蔵 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi
中央:須田悦弘《東京インスタレイシヨン》(部分)1994年 ミクストメディア 山梨県立美術館寄託 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi
右:須田悦弘《ガーベラ》1997年 木に彩色 東京都現代美術館蔵 賛美小舎 上田國昭氏・上田克子氏寄贈 撮影:田中俊司 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi

2024年11月30日から渋谷区立松濤美術館で開催されている「須田悦弘」展は、日常の草花や雑草を驚くほど精巧に彫り上げた木彫作品を通じて、自然とアートが交錯する特別な体験を提供します。須田の作品は本物そっくりの植物を実物大で再現し、それを思いがけない場所にそっとすることで、空間と一体化した独自の世界を作り出します。今回の展覧会では、須田の初期作品やドローイング、さらには古美術品の欠損部分を補う「補作」作品までを展示。この機会にしか見られない卒業制作の再現展示も注目です。松濤美術館は、「哲学の建築家」と言われる白井晟一の設計によるユニークな建築で、曲線を多用した展示空間に配置された須田の作品は、訪れる人々に静謐で詩的な体験をもたらします。

静かに置かれた作品を探し出したとき、周囲の景色が変わって見える体験を味わうことができます。

3) 東京都庭園美術館「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」(2024年11月30日(土)-2025年2月16日(日)

左上部:東京都庭園美術館 本館 正面玄関
左下部:東京都庭園美術館 本館 大客室と香水塔
中央:青木野枝《微塵》2020年 gallery21yo-j (東京)展示風景 ©Noe Aoki, courtesy of ANOMALY(撮影:山本糾)
右:三嶋りつ惠《VENERE》2023年 UESHIMA MUSEUM COLLECTION(撮影:Francesco Barasciutti)

東京都庭園美術館では、「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」が開催中です。降り注ぐ太陽の光、穏やかな月明かり。私たちの日常はさまざまな光との出会いに彩られています。この展覧会では、現代美術の第一線で活躍する青木野枝と三嶋りつ惠の作品が、鉄とガラスという古くから人間の世界に存在し続けている素材を使用し、アール・デコ様式の装飾空間を舞台に新たな輝きを放ちます。二人はこの場所を訪れ、空間と対話を重ね、この展覧会のためだけの展示プランを構成しました。青木は、鉄が溶断するときに見せる内部の「透明な光」からインスピレーションを受け、この重い素材が持つ光に向き合い続けてきました。一方、三嶋は透明なガラスを通して「光の輪郭」を表現しようと試みてきました。昼は自然光が差し込み、夕暮れには暖かな室内照明が灯り、光の移ろいが作り出す空間のなかで、それぞれの素材とそれぞれの「光」への意識や向き合い方が表現された作品が展示され、瞬間の美を魅せます。

歴史と現代、鉄とガラス、作家と空間が交差するこの展覧会は、光の芸術を通じて私たちの感覚を新たな世界へと誘います。


2. 「現代技術の賜物 -新時代が切り拓くアートの可能性-」
科学技術の進化は、芸術表現にも新たな地平をもたらしています。デジタルツール、AI、VR、3Dプリント、音響技術といった現代の技術は、これまで不可能だったアートの実現や、新しい視点・体験の創出を可能にしています。本特集では、現代技術がアートに与える影響とその未来像に迫り、「今だからこそ生まれるアートの表現性」を深く掘り下げます。伝統と現代の狭間で生まれる新たな創造を通じて、技術と芸術の交差点を探ります。

1) 東京オペラシティアートギャラリー「今津景 タナ・アイル」(2025年1月11日(土)-3月23日(日))

左上:「unearth」ROH (インドネシア) 展示風景 2023 courtesy of The Artist and ROH
左下:《When Facing the Mud(Response of Shrimp Farmers in Sidoarjo)》油彩、アクリル、泥、UVプリント、キャンバス 194×388 cm 2022 個人蔵 courtesy of The Artist and ROH
中央:《Decoupling》2016 油彩、キャンバス 116×80 cm 個人蔵 courtesy of The Artist and ANOMALY
右:《Last Universal Common Ancestor》2022 油彩、キャンバス 201×135.5 cm Obayashi Collection courtesy of The Artist and ANOMALY

2025年1月11日から東京オペラシティアートギャラリーで開催されている今津景「タナ・アイル」展。今津は、2017年よりインドネシアのバンドンに制作・生活の拠点を移し、インドネシアの都市開発や環境汚染などの事象を自分自身で調べ、時には自らそれらの地に足を運び、その経験をもとに制作を行うスタイルへと移行しています。今津は、デジタルアーカイブやインターネット上の画像を取り入れ、それらをコンピューターアプリケーションで独自に加工した上で、油彩でキャンバスに描く、伝統的な技法と現代的な技術を組み合わせた独自のスタイルで作品を制作しています。また、現在起きている出来事だけでなく、過去の神話や歴史、生物の進化などの画像データなどを組み合わせることで、複数の時間軸やテーマを重ね合わせた作品が生まれ、現代社会が抱える問題を普遍的な視点から問いかけています。本展では平面作品だけでなく、3Dプリンターを活用した巨大彫刻やインスタレーション、そしてインドネシアの歴史や自然環境をテーマにした新作も公開され、今津の多彩な創作世界を体感できます。

展覧会タイトル「タナ・アイル」はインドネシア語で「土」と「水」を意味し、「故郷」を象徴する言葉です。今津にとって、現在暮らしているインドネシアと自身のルーツがある日本の二つの故郷、そしてそこでの経験に基づいて制作された作品群は、鑑賞者にも自らの生きる場所について考えさせるきっかけを提供します。

現代社会の課題と個人の視点が交差する今津景の作品群。ぜひ会場でその壮大なビジョンを体験し、私たちの生きる世界を再発見してください。

2) UESHIMA MUSEUM ANNEX「今津景展」(2025年1月15日(水)-2025年3月末日)

左:「今津景展」エキシビションポスター
左:UESHIMA MUSEUM ANNEX「今津景展」展示風景

昨年6月に渋谷教育学園内にオープンしたUESHIMA MUSEUM(本館)に続き、2025年1月にUESHIMA MUSEUM ANNEX がオープンしました。このAnnex館では2025年1月15日から「今津景展」が開催されています。国内でも有数の大規模なコレクションを有するUESHIMA MUSEUM COLLECTIONは、同時代性をテーマに集められた多様な作品を有しており、先に触れた東京都庭園美術館へも三嶋りつ惠の《VENERE》(2023年)を貸出しています。本展では同コレクションが所蔵する12点の今津作品が一堂に会し、特に2019年制作の大作《生き残る》が注目の的となっています。

今津景は、インターネット上で収集した多様なイメージをデジタル編集し、それを基に油彩で描く独自の手法で知られています。デジタル編集の過程で生じるバグやグリッチといった偶発的な要素も作品に取り入れ、伝統的な絵画技法では得られない視覚体験を提供します。このようにして生まれる作品は、絵画とデジタルの境界を超え、鑑賞者に新たな視点を提示します。

本展は、2000年代後半から現在までの約20年間にわたる今津のキャリアを概観する構成となっています。日本からインドネシア・バンドゥンへの拠点移動や、出産・育児といった個人的な経験が、作品のテーマやモチーフに大きな影響を与えているであろうことが、各時代の作品の変遷を通じて感じ取ることができます。

3) 東京都現代美術館「坂本龍一|音を視る 時を聴く」(2024年12月21日(土)-2025年3月30日(日))

左:「坂本龍一|音を視る 時を聴く」展 ポスタービジュアル
中央上:「坂本龍一|音を視る 時を聴く」東京都現代美術館、2024年 坂本龍一+高谷史郎《async–immersion tokyo》2024年 ©2024 KAB Inc. 撮影:浅野豪
中央下:田中泯 場踊りat 坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎《LIFE−WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662 Photo: 平間至
右:「坂本龍一|音を視る 時を聴く」東京都現代美術館、2024年 坂本龍一×岩井俊雄《Music Plays Images X Images Play Music》1996–1997/2024 ©2024 KAB Inc. 撮影:丸尾隆一

2024年12月21日(土)より東京都現代美術館で開催されている、「坂本龍一|音を視る 時を聴く」展は、日本が誇る音楽家であり、アーティストであった坂本龍一の芸術的探求を包括的に体感できる展覧会です。坂本の没後、日本では初めてとなる大規模な個展であり、音楽と美術を融合させた新たな体験が広がります。

坂本は、その多様な表現活動で知られており、マルチメディアを駆使したライブパフォーマンスや2000年以降に始まった「音」を展示空間に立体的に設置する表現方法の探求など、多彩な創作活動を実施しました。本展では、彼の50年以上に渡る活動のなかで、関心の対象としてあった「音」と「時間」をテーマにした、未発表の新作や代表作など、没入型・体験型のサウンド・インスタレーション作品約10点が披露されます。

音楽と視覚、時間と空間が交錯するこの展覧会は、従来の枠を超えた芸術体験を提供しています。坂本龍一が追求した「音を視る」、「時を聴く」世界を、ぜひ体感してください。

4) SBIアートオークション「第69回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」(2025年1月25日(土)-1月26日(日))

Courtesy of SBI Art Auction

SBIアートオークションは、2025年1月25日(土)及び26日(日)に、代官山ヒルサイドフォーラムにて「第69回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART」を開催。新しい年の幕開けにふさわしい、国内外で注目を集める巨匠から新進気鋭のアーティストまで、幅広いラインナップが揃ったオークションとなります。

抽象絵画の先駆者であり、幾何学的な構成と独特の色彩感覚が特徴的な山口長男の《小さい窓》は、筆致の力強さやモダンアートの潮流の一つとしての作家の表現性が見て取れ、今回のオークションカタログの表紙を飾りました。草間彌生の代名詞とも言える南瓜がモチーフのアクリル画やブロンズ・ラメのシルクスクリーンのほか、草間に並び海外からの人気も絶えない奈良美智の16点組のプリント作品など珍しい作品群が集結しました。

海外からは、ドイツの現代アートを代表するゲルハルト・リヒターの作品が登場し、具象と抽象を巧みに融合させた表現、光と色彩の深い研究が反映され、抽象画の中に詩的な美しさが宿ります。一方、抽象画が流行した1950年代のアメリカで、具象表現と大胆な色彩でその存在を世に示したアレックス・カッツ、ポップアートの代表的な画家の一人であるアンディ・ウォーホル、アジアからは韓国と日本の戦後美術を代表する作家の一人である李禹煥らの作品も登場します。また、巨匠だけでなく若手作家の作品も充実しており、少女のモチーフと鮮やかな色彩、筆ではなく画家自身の手を使い描かれる独特の表現が特徴的なロッカクアヤコや新進気鋭の作家として学生時代から注目を集める友沢こたおの作品も注目です。

新年の始まりに珠玉のアート作品と触れ合い、芸術が持つ力を実感するのはいかがでしょうか。オークションは土日開催となり、下見会期間も延長されます。普段ご参加が難しい方もこの機会にぜひオークションハウスならではのラインナップをご覧ください。



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PRESS - 2025.01.17

昨年を上回り、自社歴代2位の成績を記録。落札率平均90%超を維持。 2024年の活動を振り返るアニュアルレポートを公開

SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2025年1月17日(金)に、2024年の活動を振り返るアニュアルレポートをウェブサイト上で公開いたしました。

2024年、当社は計7回のオークションを開催し、アートコレクターや愛好家をはじめ皆様からの多大かつ継続的なご関心を賜り、オークション事業開始以来歴代2位だった昨年の成績を上回る落札総額60.1億円を記録いたしました。また、本年は他分野の外部企業様とのコラボレーション企画のほか、当社にとって初めて海外での巡回下見会を韓国・ソウル特別市にて開催し、より国際的なオークションハウスを目指した飛躍の年となりました。なお、海外巡回下見会については、会場であるART CHOSUNのプラットフォームにて下見会の様子をお伝えする動画が公開予定ですので、ご期待ください。

本レポートは、いくつかの角度から当社の活動を紐解き、日本のアートマーケットの一端を提示するものです。今回、新たな試みとして、2024年に当社での取り扱いが豊富だった作家の一人である草間彌生に着目し、当社取扱い作品を中心に見ていくことで、作家のマーケットにおける立ち位置に迫ります。

今年のオークションデータ以外にも、昨年開催されたイベントの様子なども含めた盛りだくさんな内容となっております。ぜひご覧ください。

■2024年レポート
【目次】
はじめに
サマリー
開催概要と実績
参加者動向
クローズアップ:草間
2024年の主なイベント
2025年上半期スケジュール

【公開日】
2025年1月17日(金)

【掲載場所】
当社ウェブサイト:https://www.sbiartauction.co.jp/news/article/127

■SBIアートオークションとは


20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在
Instagram:https://www.instagram.com/sbiartauction/

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細:https://www.sbiartauction.co.jp/buy-sell/buy/

■今後のオークションスケジュール(予定)
第69回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art
開催日:2025年1月25日(土)、26日(日)

第70回SBIアートオークション|Bloom Now
開催日:2025年3月8日(土)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日
HP:https://www.sbiartauction.co.jp/

※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。

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PRESS - 2025.01.17

Report

過去のレポートをご覧いただけます。



2024年
サマリー
・2024年の総落札額は60.1億円を記録し、当社の歴代実績において2位となる好成績を記録
・年間を通じて開催した7回のオークションすべてにおいて90%以上という卓越した落札率を達成し、安定した成約力を実証
・当社オークション史上初めて、単一作品の落札価格が2億円を超える記録を樹立し、特に草間彌生作品においては、質・量ともに充実した出品が相次ぎ、セールス全体を大きく牽引
・落札額ベースでの国内外比率がほぼ同等となり、海外コレクターの強い購買意欲が顕在化
・アートと異なるジャンルとのコラボレーションや、初の海外巡回下見会の実施など、革新的な施策に積極的に挑戦。新たな価値創造に向けた取り組みを展開



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2023年
サマリー
・計7回のオークションで落札総額は52.0億円、オークション事業開始以来歴代2位の成績。不安定な市況の中にあって、高水準の平均落札率を維持
・セール形式を問わず昨年並みの参加者数を記録。落札者の国際性の高さ、年代の幅広さも健在
・揺るぎない存在感を示す草間・村上・奈良の3作家に留まらず、日本の美術史を形作ってきた作品から、同時代の作品をひろくご紹介し、好評を博した


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2022年
サマリー
・前年比の1.5倍となる落札総額69.3億円を記録
・オンライン配信型セールが定着
・落札価格帯ボリュームゾーンの上昇変化
・若年層コレクターのプレゼンスの高まり


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